【日経225先物】ギリシャデフォルトの影響は限定的か
ここ直近で株価に大きく影響を与えそうなのが、ギリシャが
IMFへ3億ユーロを返済期限の6/5に支払えるかどうか?
この返済に関して、ギリシャのブチス内務相が5/24の会見で
「(国庫に金が)存在しない。債務は支払われないだろう」
と発言しましたが、特に株価に影響は現れなかった。
ギリシャ内相、債務を「支払う金は国庫にない」 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
そして5/30にはギリシャ政府が真逆の発言をしました。
ギリシャ:あと1週間乗り切る-IMF返済期日控え - Bloomberg
この2点を見ても市場は振り回されておらず、おそらくは
いつデフォルトしても良いように準備されている。
その時はさすがに株安になると思うが、リーマンショック
のように長引くことはなさそうだ。
ただ…
思惑の塊である金融市場だからこそ、楽観はできない。
「ギリシャ問題は織り込み済み」との意見が多く聞かれる
ようになってきたら、機関投資家が大きな売りを狙ってい
るかもしれない。
また、NY市場は5/29反落しており、この影響があると報じ
られている。
現在の値動きは20600円から上に行けないでウロウロして
いるが、これを超え、21000円まで行くと株価への影響が
薄そうかも?と、油断が生じそう。
ギリシャデフォルトは最早既定路線であり、あとは時期が
いつなのか?と金融関係者の多くは考えている。
しかし、大方の予想が外れたり、思いがけないことが起こ
る時ほど株価は大暴騰・暴落することを忘れては行けない。
ひとまず今週IMFに返済できるか?が焦点になっているが…
・メジャーSQを控えている6月。
・チャートの形が汚いダウ。
・力強い右肩上がりの日経平均。
・円が120円➡125円を目指している。
・機関投資家のポジションは?
波乱含みな展開が待っていそうです。
往復ビンタを食らわないように気をつけましょう。