賢い投資家の屋根裏部屋

賢明な投資家が利用している様々な事柄をまとめたブログです。

一転、ギリシャ支援決裂!これだから市場は油断出来ない。

jp.reuters.com

昨夜このニュースでまずは驚きました。

ギリシャへの金融支援を週内合意で進めていたはずが、一転して

支援延期のニュースに。

 

こういう展開が無ければ、今週にも日経平均21000円という

ペースでしたが、どうなるか雲行きが怪しくなってきましたね。

今週は米雇用統計も発表されますし、その内容も大きく株価に影

響を与えそう。

 

金融関係者は冷静で、ギリシャのデフォルトは既定路線と考えら

れているため、その途中で様々な通過儀礼的茶番劇が出て来るだ

ろうと予想しており、今回もそのうちの一つに過ぎないとのこと。

また、デフォルトしても短期間の株安になるだろうが、長期化は

しないとも言ってます。

各国・市場共に対策はとっくに打っているようです。

 

個人投資家機関投資家よりも「情報」弱者ですから、右往左往

しないようにしなければなりません。

このような不安定な時期はポジションを解消し、嵐が過ぎ去るの

を待ついうのも、賢い投資家としての重要な行動になります。

こういう乱高下で儲けられるのはプロの中でも特別な立場にある

人だけです。

例えば東日本大震災の前日に大きく空売りをし、「兆」単位を

一瞬で稼いだとあるファンドがあるのご存知でしょうか…。

 

今朝の寄付きでは20200円代でしたが、現在は380円台

まで回復してますね。

これはギリシャの動向は株価に影響を及ぼすけれども、限定的

であることを示唆しているのかもしれません。

とはいえ、油断は禁物。

 

ギリシャ政府は自己再生能力に乏しい。

財政再建策の見通し・内容が甘い)

・お金は貸して欲しいが口は出してほしくない。

(各国財務担当者らと会議・方向性を示されるも拒否) 

 ⬇

・EU各国からの金融支援延期発表。

ギリシャ国内の銀行停止、国民はATMに行列を作っている。

 

このような状態ですから、デフォルトも近いかもしれません。

財政支援・延期・ドフォルトなどの情報が事前に入手出来る立

場であればとてもオイシイ相場といえますが、そうでない場合

がほとんどだと思いますので、投資判断は慎重にして下さい。